目の前には5才くらいの男の子と母親が会話もなく座っている。男の子はスナック菓子をほうばり、食べかすがイスの周りに散乱している。母親も注意もせずに遠くを見つめている。おいおい、一応マナーってもんが有るだろ!と心の中で叫ぶ。と、思いながら見つめていると、男の子が一言。「ハイ、ママ」といって、お菓子の袋を差し出す。まさか食べないよな・・・あ、食べてる・・・おおおおおおおおおおい!!!!なんてこった。子供は悪くない。諸悪の根源はこの母親かぁ。
絶望に満ち、視線を右に反らすと、そこには何故か女子高生。学校へ向かっているとは思えない雰囲気である。しかも小さなコンパクトに向かって化粧をしている。大好きな彼氏には見せたことの無いだろう顔で、おでこには大きなしわを寄せ、鼻の下を大きく延ばし、パタパタと顔を叩いているのだ。どうやらこの電車には好みの男性はいないらしく、恐ろしい形相でパタパタと。100年の恋も冷めてしまうような顔でだ。これは今や非常識な行為ではないようだ。しかし、それを見せられる身にもなって欲しい。じっと見つめてしまった。というか、目をそらしたくても目をそらした瞬間、やられる!と思った。(何のこっちゃ)なんとも不気味な光景にしか写らない。この女子高生はいったいどこへ行くのだろう。しかも、右の下唇にピアス。
とそのとき、大きな音がする。これはまさに携帯の着メロではないか。最近ではやっと、電車の中ではマナーモードが浸透してきたというのに、どこぞの非常識な若者なかぁ・・・・と思い気や、団塊の世代の大きな人と書いた大人だ!「あ、今電車だから手短にね。あ、うん。いやーそれだからね・・・」と、最初は少し遠慮がちだった会話も、ついには普通に、しかも最後まで会話は交わされていた。その間、彼の会話が車中にコダマすること3分。おーーーーーい。大人がルールを作って自ら破ってたら、イカンだろう!!と思うころ、駅に到着して下車した。
何とも言えない後味の悪さが残った。ゆがんだ空間。平日10時過ぎの電車の中は、まるで異次元の人々が集う場所だったのか、それとも自分自身が、人類の進化についていけない猿なのか。
なにはともあれ、今日と言う日の始まりが非常識だったと思う出来事との遭遇か、自分の常識が覆されねばならなくなった、始まりの日になるのか。
駅での全面禁煙は進んでいるが、もっと禁じることが日々増えていきそうな予感を胸に駅のホームを下り切符を出し・・・・・・って、どこにも切符がない????どうしても見つからない。あーーーーーーっ。落としたのかぁーーーーーーー。どこまでもついていない。
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電車内でのマナーもそうですが、自転車、喫煙、劇場内など、マナーの欠落が眼に
余る気がします。
人々がお互いを思い遣ることを忘れ、自己中心に行動しているのは悲しいことですね。
などと言いながら、私自身も、まだまだ他の人を十分に思い遣って行動することが
出来ない未熟者ですが。(^_^;)